ドラッグストアでシャンプーを買って帰る日

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Dianeのシャンプー

世の中にはオーガニック成分でつくられたおしゃれなシャンプーもあるっていうのは知っているのだけれど、それはそれでたくさんの種類があって選ぶのがむつかしい。AIによるおすすめで合致可能性が何%なのを教えてくれるわけでもない。ドラッグストアに出かけて逡巡のすえ、今回は世間での評価が高そうなDianeにすることにしました。ドラッグストアはおもしろい。くすりだけじゃなく、コスメもお菓子も冷凍うどんも売ってる。

www.moist-diane.jp

わたしの髪の毛にはひどいダメージ(枝毛・切れ毛)はないけれど、ブリーチとカラーを繰り返しているため、タオルドライ後のヘアオイルをしないと乾燥して髪がひろがってしまう。ちょっとどんなシャンプーか、ヘアオイルの工程を抜いて、つまりシャンプー、トリートメントだけで一日すごし、たしかめてみたいと思います。 

成分

成分に関して調べるため、公式サイトを見たところ、ボトルで販売されているのはシャンプーとトリートメントで、通常シャンプー後に使用想定されてるのはヘアマスク(チューブタイプ)みたいです。え……今のシャンプー、これが普通なの、ボトルじゃないの?……と面食らってしまったわたし。

気をとりなおして、オーガニックオイルとアミノケラチン配合とのこと。

香り

なぜか公式サイトでひとことも触れられてないみたいなうえに、ボトルにも香りの名前が書いてないのですが(なんで?)、若い女の子の香水の匂いがします……好みがわかれるだろうなと思う。わたしにはちょっときつい。

シールには書いてあった記憶があるけれど、捨ててしまいました

ベリー系がはじけたようなフルーティーな香りです。

使用感

泡立ちはふつう、洗い上がりはすこしつるっとする感じがあるかなーという程度。ドライヤーで乾かし、手触りはさらさらに感じます。そして仕事に出かけたのでした。運悪く、直撃ではないものの台風が近づいておりつよい風に髪の毛が巻き上げられる。

午前中、鏡を見ると────髪の毛、ひろがっているなあ。タオルドライ後のヘアオイルは必須です

結論

すごくだめとかではないけど、期待をかけすぎるのもよくない。そんな存在。シャンプー・トリートメント合わせて1400円くらいだったので、それを鑑みるといい仕事をしているし、その金額ぶんをいいヘアオイルに投資できるのでは?とトータルで見るといいものです。(ちなみに、トップ画像が辛口気味ですが、ヘアマスクを使用してない感想です。ヘアマスクが必要って、わかりづらいよー)

甘い香料がにがてなひとは気をつけて

 

 

夏と薄荷とスクラブとわたし

和ハッカとお砂糖の生スクラブ

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22世紀、夏、昼間はあまりの暑さに外出が制限されています。とはいえ、生活必需品はインターネットで注文してドローンが持ってきますので、物理的身体を使ってわざわざ外に出る必要はほとんどないのです。21世紀の夏は噂に聞いたとおり毎日がお祭りのような賑やかさ。まだ人間が外に出られる気温とはいえ、倒れそうになりながらこの季節を謳歌したわたし。ところが想像以上の紫外線の悪影響におどろいています。

肌のざらつきを取り除くため、スクラブでマッサージをしてみることにします。

www.daroma-shop.jp

「生スクラブ」っていうことばの響き、気になりませんか、わたしは気になりました

特徴

密閉ボトルで酸化しづらく、防腐剤不使用。スクラブってバーム〜クリーム状の、すこしかためのものがほとんどかと思いますが、こちらはとろりとしたシロップ状でのびが良い。このテクスチャが「生スクラブ」たる所以かなあと思います。

ゆるめのテクスチャということと、シュガースクラブですので、ごりごりと不要な角質を削りとる感じはないのですが、摩擦による刺激がスクラブにしてはやさしいので、日常使いしやすいかな。皮膚のかたい、ひざ・ひじ・かかとには物足りないかもしれません。

 スクロースグリセリン、水、ハッカ油*、セイヨウハッカ葉エキス、オリーブ果実油、シア脂、チャ乾留液、カルボマー、アルギニン、エタノール、BG 【*は植物から抽出した精油を使用しています。】

成分がシンプルなのは、好印象です。

おすすめの使いかた

商品説明に

防腐剤不使用、自然由来成分99.8%*5で、唇や顔、全身に毎日ご使用いただけます。 

とありますが、たしかにシュガースクラブの肌当たりはやさしいけれどハッカがすーすーひりひりして、わたしは顔に使うのは無理だったな(個人の感想です)、これから使う人がもしいるなら、はじめはあごと首の境目など、すーすーしても大丈夫そうな部位で試してみてから顔への使用を検討したほうがいいとおもいます。

おすすめは、ざらつき/くすみが気になるにのうで、首まわり、手足(ゆびまわり)に使うこと。不要なものはためたくないけれど、あまり刺激をあたえたくない、そういうパーツ。そして、朝のシャワーとかで使うとすこし涼しくなるので快適。

ほかほかとのぼせそうな浴室で、ハッカの清涼感がほどよく気持ちいい夏。まだまだ残暑も続きますので、不要な角質は落として、お身体にもご自愛くださいませ。

水分補給も忘れずに

北海道和ハッカ 和ハッカとお砂糖の生スクラブ

北海道和ハッカ 和ハッカとお砂糖の生スクラブ

 

 

ものごとを開始するにあたっての21世紀の風習?

21世紀にははじめて人に会うとき、自分自身について紹介をすると聞きました。あなたはしないのかって?22世紀にはすべての人間に関する情報はデータベース化されていて、あらためて自分についての説明をする必要はないのです。でも、今は21世紀なのだから、その風習に素直に従うべきでしょう。

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わたしの名前は羊子(ひつじこ)、この名前はくるくるとカールしたわたしの髪の毛に由来するとかしないとか。縁あって22世紀からやってきて、21世紀の東京に住んでいます。

遺伝子美容もないし、女性はどうあるべきとか────例えば、仕事に行くときのメイクアップ、スカートの丈、顔の造作がどうであるとか、ライフスタイルまで────明文化もされないままにその正解を他人が決めていて、何となくそれに従わなくちゃいけない21世紀の女性はたいへん。このことは「女性史」で読んで知ってはいたのですが(もっとも、最近のホットトピックは「人間 / 非人間」*1で、「男性 / 女性」で区別するのはナンセンスであり*2、今となっては活発な学問ではありません)、生活のなかで、毎日あたらしい発見がたくさんあります。

ふだんは、22世紀生まれだということは隠しているけれど、毎日の暮らしについて備忘録がわりに記録をつけてみようと思いました。わたしが、21世紀で生活するあいだだけの一時的なものですが、どうぞお付き合いくださいませ。

 

免責:わたしはわたしの世界線の22世紀からやってきたので、わたしはあなたが選ぶであろう世界線の22世紀、つまり「あなた」の未来について何も答えることができないし、また保証することができない。

*1:ちなみに分娩からうまれたものを人間とすべきという原理派から、感情労働に従事するAIにも人権を認めるべきという進歩派まで幅広いです

*2:さらに言うなら「男性・女性」というたった2つの区別しかないことにあらためて驚きます、不便ではないですか?